風邪の神「こうせん婆さん」とは何者か
創作機動部隊 episode.14
「光専神」とは一体
私、創作起動部隊の窓井来足*1は。
以前の記事でお伝えしたように『町田の民話と伝承』を日々、読んでいるのですが。
今回と、そして次回は。
その中から風邪に関連する信仰のある場所に行った事を紹介したいと思います。
まず今回は、町田市金森にある杉山神社について。
ここには「風邪の神」あるいは「咳の神」として信仰されていた「光専神」の石碑があります。
この「光専神」は「こうせん婆さん」という名でも知られていたものらしく。
伝承によれば「香煎」を売っていたお婆さんがいたが、香煎を喉につかえて亡くなってしまい。
村人たちがそこに石碑を建て「咳の神様」としてお参りするようになったという事のようです。
ちなみに伝承には、お参りの際には竹のスッポ(筒)にお茶を入れ、石碑の傍にあったつげの木に下げ。
咳が治った際には麦こがしを供えたともありました。
さて、私個人としては。
この「光専神」という神様が気になっており。
どうも、ネットで検索しても、今回の神社に関するものくらいしか見つからず。
また、神社の境内の案内に光専神は「香仙茶菩薩」の当て字とあったのでそれも検索したのですが、なかなか情報がなく。
こうなると、図書館などで資料を探した方が良いかと思っていますので。
機会があれば、調べてみたいと思っています。
また『町田の民話と伝承』によれば、小山田町や小野路町にもこの伝承はあるらしく。
調べてみたところ、小野路辺りには「こうせん塚」という塚もあるようなので。
こちらにもいずれ行ってみたいと考えています。
(この記事で活動している〈ヒーローを召喚するために町田を調査している部隊〉としての創作機動部隊はフィクションですが、創作活動や神社参拝などは実際に行っています)
*1:まどいきたる。『トライブレイバー』の作者。