町田と火山災害
創作機動部隊 episode.39
江戸から現代までの火山災害
まちだ市民大学HATSの町田の歴史講座「市域の人びとが経験した災害の歴史」をオンラインで受講していまして。
今回はその第2回目の感想を書こうと思います。
今回は「火山噴火と市域の人々~江戸時代から現代まで~」という内容で。
前回が縄文時代なので一気に時代が移動したのですが。
これは、町田市域だと災害を扱う際に期間の長い縄文を除けば。
資料が残っている江戸時代以降を扱った方が良いという判断によるものらしく。
この先の講義も基本的には江戸時代から先を扱うようです。
そして今回はその災害の中でも火山の噴火を扱っていて。
町田は江戸時代の富士山の噴火で火山灰が積もった以降は直に火山災害に巻き込まれたことはなく。
その後の明治や平成については、他の地域への支援などについて紹介されていたのですが。
今回、私が興味を持ったものとしてはまず、噴火の記録として江戸時代のものには。
雷や異常な雲、流星群というものも残っているという事で。
それらが本当に火山の噴火に関係があったのかは定かではないのですが。
江戸より更に前の時代でも異常な現象があれば、その前後に起きた怪現象をそれと結び付けて記録しているし。
現在でも異常な現象の前後に発生した、変わった雲や動物の異常行動について、科学的根拠が無くても関連付けて考えている人もいるので。
基本的に、人間のものの考え方は変わっていないのではないかと思う一方。
そういう一見関係ないものでも一応記録しておくことが、後に何らかのデータとなる場合もあるのではないかとも思いました。
また、時代が江戸、明治、平成と変化するにつれ。
単に自分の住んでいる地域の為だけでなく、見ず知らずの地域の為に行動するようになり。
更に、それが物理的支援から精神的支援にも広がっていく事が興味深く。
この辺りについて私は。
そもそも災害の被害を受けていない、日常側の人の生活に余裕が出たため。
困っている人を助けたいという気持ちを行動に移せるようになったのではないか?
と考えていて。
人というものは自分の生活に余裕がないと他人まで助ける事は出来ないので。
助け合いができる社会を作るためには、まず、一人一人の生活に余裕が持てる社会を作るべきではないか? とも思いました。
と、このような感想を持った第2回目の講義でしたが。
次回第3回目は風水害について扱うという事で、これもまた気になっています。
そしてこの次回の講義についても感想を書くつもりなので。
その際は是非、またよろしくお願いいたします。
*1:まどいきたる。このブログを書いている人で『超伝神トライブレイバー』の原作者。