〈虚構世界〉について
記事のカテゴリーの名前ですが
一応、設定はある……らしい
【麻幌さとり】*1
おい、水槌。ここ一体どこだ!?
【高座水槌】*2
どこって……どこだろ?
【さとり】
くっ、私とした事がこんな奴と戦うのに夢中で。
気がつけばよくわからないところにいるとは……不覚!!
【水槌】
不覚って言われましてもねぇ。
そもそも、あたし達は今、このブログの読者からしたら。
「フィクションと現実の狭間」みたいな不安定な場所である。
〈虚構世界〉にいる訳じゃん?
そんな状態で「とりあえず外で戦うぞ」みたいな勢いで飛び出して行ったら。
【さとり】
こうなるという事か。
しかし、それなら一体、どうやって元の場所に帰れば……。
【水槌】
あ、それは大丈夫でしょう。
そうだね、例えば。
【さとり】
例えば?
【水槌】
あたしたちはこの前までいた場所の隣にある公園で戦っていました。
という事にすると――
【さとり】
ん? 公園……あ、何だ? いつの間にか花壇やらベンチやら……。
そして何かこの隣に建物が――あの建物から私たちはこの公園に戦いに来ていたという事か?
【水槌】
そういう事なんだけど。
まあ、こんな感じで。適当に設定を与えれば帰るのには問題ないっていうか。
【さとり】
ふぅん。便利だな……って待てよ。
今のを応用したら、この状態なら何でもできるって事にならないか?
【水槌】
まあ、そうとも言えるかも。
【さとり】
なるほど、それなら。
この状態で今後も活動すれば、我々の目的も達成できるんじゃないか?
【水槌】
あ、それは無理。
【さとり】
どうして?
【水槌】
うーん。それについては……また明日って事でいい?
【さとり】
構わない……というか、そもそも。
一旦、あの建物に帰った方が良いだろうしな。
よし、それじゃあ明日はその話を聞かせてもらうとするぞ。
(この記事で会話している麻幌さとり、高座水槌は架空の人物です)