この学校でやる事とは
『学園ブレイバー』第4話
学園ものの先生とは何か
【店屋郷】*1
よし、それじゃ前回の記事での約束通り。
今回はこの学校では何の授業をするのかってのを、説明してもらうぞ。
っていうか、そもそも水槌先生は一体何の担当の先生なんだ?
【高座水槌】*2
授業? 担当? 何の事です?
【郷】
いや、これ学園ものなら普通に授業とかあるだろって話で。
そして水槌様が何を教える教師なのかって話なんだが……。
【水槌】
郷君、それは現実的な学校の話で。
〈学園もの〉というジャンルのアニメやゲームにはそういう。
授業だとかは重視しない作品も多いんだよ。うん。
【郷】
そうなのか? まあ、確かに俺が見たことある作品でも。
あまり授業の場面が重視された作品はなかった気もするが。
【桑林識句】*3
授業の内容が多く描かれる作品となると。
大抵の場合、何か特殊な学校だったりする事が多いでしょうね。
魔術とか忍術とか、超能力みたいのを教えている……とか。
【水槌】
そうそう。そういう訳で。
特にこの学校での授業が、物語で重視されることはないし。
あたしも別段何かの担当教師って事は……いや、一応音楽辺りの担当にしとく?
【郷】
しとくって……そんないい加減な。
まあ、確かに水槌先生の設定から考えたらそうなる気もするけど。*4
【識句】
……先生、質問なのだけれど。
【水槌】
何かな? 識句ちゃん?
【識句】
さっき言ったようなあまり授業が重視されない作品では。
基本的に生徒が物語の中心だと思うのだけれど。
それなら何故、先生は先生役をしているのかしら?
【水槌】
ん……それは。
別にあたしは話の中心になりたい訳じゃないからだよ。うん。
【葉澄蓮】*5
ふうん……ああ、そういう事か。
【麻幌さとり】*6
? 意外だな。
水槌、お前の性格からしたら主役か。
せめてヒロインあたりのポジションを狙うと思うのだが?
【水槌】
え? あ、いやその……実は。
最近やっているゲームの主人公が教師だから、それに影響されたっていう……。
ついでに見ている特撮でも教師がヒーローに――。
【郷】
おい! 話の中心になりたくないって言っておきながら。
やっぱり自分が主人公になりたいのかよ!!
【水槌】
おっと、バレちゃあ仕方がない!!
……とりあえずホームルームを終了させて。
先生は職員室に逃げるとでもするぜぇ!!
【郷】
あ、逃げた!! って、ちょっと待て。
先生がいなくなってホームルーム終了って、次回からどうなるんだよ!?
【識句】
……………………。
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です)
(第5話はこちら)