第19回 まちだ男女平等フェスティバルにて
今回は、主に映画の感想
展示などの一部を協力していたりも
先日、2月2日に「第19回 まちだ男女平等フェスティバル」で行われた。
〈虹色さざんか〉という団体による上映会で。
「私はワタシ ~over the rainbow~」を見てきました☆
ちなみに。虹色さざんかには。
私、窓井来足も個人として所属していて。
以前、行われたイベントのチラシの枠を、私が描いたこともあったりします。*1
虹色さざんかの展示。
左側下のあたりにあるチラシの枠が自分の描いたもの。
で、そんなこともあり。今回の映画も見ていたので。
感想を書いてみたいかと。
映画の紹介というより、私個人としての感想になるので。
映画について知りたい方は、こちらの公式サイトをよろしくお願いします。
では、最初に。
映画のタイトルで「私はワタシ」とあるので。
自分にとっての「私」とは何か。
から書かせてもらいます。
やや、性の話とは違いますが。関連はするので。
自分にとって私とは〈現象〉あるいは〈概念〉に近いもので。
身体より、その身体によって起こした行動。
あるいは脳によって考えた思考。感じた感覚や抱いた感情。
の、方がより自分が思っている〈私〉に近いイメージです。
勿論。身体も意思によってつくられている面があるので。
「身体は自分ではない」とまでは言わないのですが。*2
イメージとしては「手も足も身体の一部」であるように。
身体も思考などもすべて「自分の一部であり、一部でしかない」という事です。*3
また、そう考えているため。
自分には不変という意味での自分は存在しないので。*4
現在の自分は身体の性と意識している性は一致していて。
好きになるのは基本的に異性ですが。
それもあくまで〈現段階での自分がそうである〉程度の意識です。*5
で、今回の映画。
冒頭の長谷川博史さんの詩の朗読から引き込まれまして。
私自身は自分の血を呪いだと思っていて。
生まれた罪を背負っていると思ってもいたので。
詩の内容とはむしろ逆の面も多かったのですが。
ただ、今後。
ああやって、自分も自身の内面をさらけ出していければ……とは思いました。
また、他の方のインタビューも興味深く。
個人的には。
「自分の気持ちを打ち明けたことで、性の悩み自体より、家族内で秘密を抱えていたのが無くなった事が良かった」
というようなところに共感が持てまして。
まあ、自分の場合逆に。幼い頃から家族に隠して生きていた。
「自分が生まれたせいで母が亡くなったから、自分は生まれるべきではなかった」*6
という内面を打ち明けたらむしろ否定された側で。
その点だと、別の人のインタビューで。
「家族には理解されなかったけど、自分の事を理解してくれる人もいた」
というようなことを言っている人がいた点に共感できました。
最後に。
自分は立場的には団体に〈アライ〉という形で参加していますが。*7
ただ、これは。
現在の性的マイノリティの分け方だとマイノリティではないから。
というだけで。
ここ数年、気がついたのですが。
自分のように自身が男性で女性を恋愛の対象にしているが。
普段から男装していたり、あるいは男っぽい言葉づかいで話す女性。
極端に言えば一人称に僕や俺を使う女性を恋愛の対象としては意識しやすかったり。
あるいは、身体的な性別より、内面的な方を重視する人は。
もしかして、社会では少数派なのでは……と、思っています。
まあ、これを他人に言っても、大抵。
「単なる好み」と扱われてまともに相手にされたことがないですが。
その「好み」のために30歳過ぎても彼女ができたことがない。
というより、恋愛という意味で意識する異性が殆どいないので。
……気になるところです。
そして。そんな自分なので。
去年の「男女平等フェスティバル」の感想でも書いたように。
今後はますます、カッコいい女性ヒーローを描き。
また、一般的な男性でも身に着けやすいような。
カッコいいデザインで、ハートや花柄のグッズを制作していこう。
とも考えているので。
よろしくお願いいたします!!
ちなみに、去年参加した際の感想はこちらに。
少しだけですが。
*1:あくまで描いたのであって。編集やデジタルによる着色は他の方にしていただいています。
*2:この考え方があるため。美容や健康に気を使っている人や、身体を鍛えている人の身体を「身体は〈あなた〉ではないから興味がない」とは思っていないというのもあるのですが
*3:この辺りは五蘊とか、そのあたりの考えの影響を受けているとは思います。
*4:強いて言うならば「今という瞬間、自分があった事が不変」くらいでしょうか? それすら〈自分の記憶〉が頼りなので後からは確認しようがないのですが。
*5:「仮にこの肉体を別の肉体にしたらどうなるか」くらいの事を、日々考えているようなヤツなので。自分の場合は。
*6:直接的に「自分が生まれた事」が原因ではないのでしょうが「家事や育児のストレスで」という事なので。子どもを持たなかったり、結婚しなければ母は生きていたのでは? というのはあります
*7:LGBT支援者……といただいた資料にはあります。が、自分の場合はLGBTに限って支援しているのではなく「人間の自由と尊厳」を護りたいだけな気もします。