「地域表象の仮面文化」を見に行く
創作機動部隊 episode.33
ローカルヒーローの造形美とは
私、窓井来足*1は先日。
城西大学水田美術館で開催されているローカルヒーローに関する展示。
「地域表象の仮面文化 ローカルヒーローの造形美」を見に行ってきました。
今回私がこの展示を見に行ったのは、当然。
私がローカルヒーローのファンであり。
また自身もローカルヒーローを作っているからというのはあるのですが。
それ以外に。
私はローカルヒーローあるいは変身ヒーローに。
祭祀などで見られる仮面をつけた超人と類似した点が多い事が気になっていて。
今回の展示案内の中でそういった事に触れられていた事もあり。
この展示を見に行ったというのもあります。
勿論ヒーロー、特にローカルヒーローの中には。
モチーフが伝統的な祭祀の衣装や仮面という場合もあるので。
制作側はヒーローと祭祀の関連性を意識してはいると思うのですが。
一方、受け手側である視聴者や観客は何故、祭祀にしろヒーローにしろ。
「仮面をつけた異形の存在」に魅力を感じるのかというのは。
文化的にも人間の心理的にも気になっていて。
例えば民俗学や美術あるいは心理学などの面から。
この「仮面をつけた異形の存在」を扱った資料や展示があれば。
今後も私は是非見たいと考えています。
さて、それと展示を見ていて思ったことですが。
今回の展示ではローカルヒーローを4つの類型に分類されていたので。
私の制作している『超伝神トライブレイバー』がどれに当てはまるか考えたのですが。
トライブレイバー(イラスト:ヒーローdeソリューション)
〈超伝神〉が〈町田人(あるいは町田神)〉を。
〈チョウデンジン〉と読んだのに字を当てたものだったり。
あるいはトライブレイバー全体のモチーフが町田市の鳥であるカワセミで。
装飾に市の花であるサルビアや、市の木であるケヤキを入れていますが。*2
あまり前面に地域を連想させる要素を出していないので。
今回の類型だと2番目の。
「地域の要素を内包するが表に出さず、背景に留めたもの」に当たるのではないか。
……と、思っています。
と、このような形で。
今回の展示は個人的にも色々と考える事があり、面白かったのですが。
それに加えて、様々なローカルヒーローを見ることができたため。
ヒーロー達から、ヒーロー制作を頑張るための力をもらう事もできました。
よって、今後ますますヒーロー制作に力を入れていくので。
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