ヒーロースーツ完成!!
そしてブログ再開!!
しかし、前のデザインと違うようで……
【窓井来足】*1
見たまえ!!
ついに私のヒーロースーツが完成した!!
そしてこれを機に、ブログも再開する事にした!!
【店屋郷】*2
おお、ついにヒーロースーツできたのか……ん?
いや、しかし。
なんかお前が描いていたトライブレイバーのデザインとかなり違うというか。
確か、以前お前が描いていた新デザインってこんなのだっただろ?
【窓井】
ああ、ほら。
私のヒーロースーツは郷とかの持っている〈ヒーローの力〉を憑依させる器みたいなものだから。
似た方向性のデザインであれば、同じである必要はないっていうか。
【郷】
まあ、そうか。
【窓井】
勿論、本来のヒーローと似たデザインのスーツがあれば。
その方がより〈ヒーローの力〉を憑依させられるんだけど。
今の私にそこまで作る能力はないし。
【郷】
なるほど。つまり本物そっくりのヒーロースーツを作る必要はないけど。
作れるならばその方が良い……みたいな事だな。
【窓井】
まあ、そういう事だね。とはいっても。
私が着るヒーロースーツは最終的にも郷と同じデザインにする気はないけど。
【郷】
え? そうなのか?
【窓井】
いくら力を借りているとはいえ私は私、郷は郷だからね。
単に「郷のトライブレイバー」に近づくんじゃなくて。
あくまで「自分のトライブレイバー」なりたいっていうのが目標かなぁ?
【郷】
なるほど、そういう考えがあっての事か。
【窓井】
うん、まあそういう事。
後、デザインと言えば。このブログ休止期間中に。
郷が変身する方のトライブレイバーのイラストも完成したんだけど。
【郷】
え? 俺のイラスト完成しているのか?
それ、早く見たいんだけど。
【窓井】
いや、郷が早く見たいのは分かるけど。
そのイラストについてはじっくり紹介したいし、次回で……って事でいいかな?
【郷】
そうか、じゃあ仕方がない……なんて言って。
お前、本当は話を二回に分ければ、記事が1回分稼げるとか考えているんじゃあ……。
【窓井】
ま、まあ。という事で。
次回は郷の変身するトライブレイバーについて紹介していくんで、よろしく!!
(この記事で窓井と会話している店屋郷は架空の人物ですが、ヒーロースーツなど制作の件は事実を元に書いています)
今後の方針
本格始動に向けて
ブログの連続更新終了
今後『超伝神トライブレイバー』を本格的に制作したいと考えており。
計画としては。
〈1〉ヒーロースーツの制作
〈2〉スーツを着ての活動と「ストーリー&キャラクターの紹介」資料の制作
〈3〉協力者の募集
を目指したいと考えています。
そしてそちらに作業を集中するために、一旦ブログの連続更新のストップさせ。
小説版の更新も多少ペースを落として行うとも考えています。
そう判断した理由としては、ここ一週間学園編の記事を続けていて。
結果として「このキャラクター達をもっと高いクオリティで作りたい」
と改めて思うようになり。
その為には他の人の協力が必要だと思うのですが。
その協力を得るためにはどうすればよいかと考えた結果。
衣装を着て実際に活動する方が良いと判断したから。
というのがあります。
とはいっても、現状の世の中では。
まだ、人を集めての活動というのは難しいと思うので。
できる事には制限があるかとは思いますが。
兎も角、今後はそのような方針でやっていこうと思っていますで。
応援、よろしくお願いします。
学園編、完結
『学園ブレイバー』第7話
宿命の二人? 最終バトル
【麻幌さとり】*1
前回の記事のラストで、何か戦うみたいな事を言っていたが。
本気なのか? いや、お互いに既に変身している辺り本気なのだろうな……。
【高座水槌】*2
ま、戦うのは本気だけど本気では戦わないよ、あたしは。
だってあたしが本気出したら多分くーちゃん3秒も持たないし。
【桑林識句】*3
3秒っていうのは軽く扱われ過ぎだと思うけれど、そうね。
一応は戦勝神に繋がる力を持っているあなたと。*4
本来はあくまで「自らを護る力」で変身している私が真っ向勝負したら。
結果は見えているでしょうね。
【水槌】
ふぅん。それがわかった上で挑むんだ。
いいね。じゃあ、試合開始って事で!!
……っと。危ない。
【さとり】
開始と同時に攻撃!?
いや、識句お前ってこんな好戦的だったか?
もっと話し合いで解決するような……。
【識句】
あら? 私は何でも話し合いで解決って程、甘い考えで生きてはいないわ。
【水槌】
でも殴り合いで解決ってタイプでもないよねぇ?
「話し合いをする前に、自分の要求を相手が呑まざるを得ない状態を作って解決」
みたいな感じのタイプっていうか。
【識句】
まあそうでしょうね。でもそれは「相手を敵」と認識した場合の事で。
あなたの事は敵だとは思っていないから。
【水槌】
それはあれかい? 「お前なんて敵にもならない」みたいな挑発?
じゃあ、流石にないよねぇ。
【識句】
あなたの事は単に「わからず屋」だと思っているという事よ。
そしてそういう相手と分かりあうなら、拳で語るって方法もあるわよね。
まあ、現実なら問題だとしてもここは〈物語の世界〉なのだから。
【水槌】
うーん。誘った側のあたしが言うのもなんだけど。
最後は拳でって、普通男子のやる事じゃあ……。
【識句】
そうかしら? さっき郷さんが言ってたわ。
とりあえず男女でわけるのは今時どうなのかって?*5
【さとり】
いや、確かにあいつそんな事言っていたが。
それは今の状況と全く関係ない文脈だったぞ。
――じゃなくて。こいつら話しながら戦っているんだが。
止めた方が良いだろうか?
しかし、私まで変身して加わるとかえって厄介な事になりかねないか。
ならば――
【識句】
そもそも、みーちゃんさん*6には言ったはずなのだけれど。
今の私の郷さんに対する気持ちは「鈍感な相手に対する執着」であって。
相手と付き合いたいみたいな真っ当な恋愛感情とは程遠いって。
【水槌】
そうかなぁ? それは単なる現状維持をしている事への言い訳じゃない?
それに恋愛のきっかけなんてそんな奇麗なものじゃないと思うよ?
【識句】
それをいうならあなたの方こそどうなのかしら?
あなたが郷さんに近づいた理由が利用するためだったからといって。
今の郷さんの気持ちを受け入れない理由にはならないと思うのだけれど。
【水槌】
それはそれだよ。だってあたしのは明らかに――
【識句】
悪いと思っているならむしろ、いつまでも曖昧にしないで。
相手の気持ちと向き合うべきじゃないかしら?
【水槌】
確かにそうかもしれないけど。
それ自分の気持ちに向き合ってないくーちゃんには言われたくないっていうか。
【識句】
私が自分の気持ちに向き合ってないっていうのは。
あくまであなたの勝手な推測でしょう?
【店屋郷】*7
おいおい、二人とも。
気持ちと向き合わないとか言いながら殴り合っているとか、一体何のつもりだよ。
【識句】
郷さん!?
【水槌】
何でここに!?
【さとり】
二人の女が一人の男を取りあっ……いや、譲り合ってか?
兎も角、面倒くさいので男を呼んできたわけだが?
【郷】
はぁ? こいつら恋愛絡みで殴り合いとかしてんの?
ってか男? 誰だよそいつ?
喧嘩の火種なんかになって、迷惑な男だな……ま。
そんな迷惑な男の為に喧嘩するなんて馬鹿な事は――
【識句】【水槌】
五月蠅い!!
【郷】
グエッ!!
【さとり】
お、おい……郷!? 郷!?
大丈夫か? しっかりしろ――
☆ ☆ ☆
【さとり】
なんか、郷のやつ。
お前たちの喧嘩を止めに入ったら、二人同時に殴られた夢を見たとか言っていたぞ。
【水槌】
って、この話夢オチかい!!
【識句】
まあ、実際には夢オチというよりは。
いくらこの〈虚構世界〉が物語の世界だからといって。
登場人物の年齢や立場みたいな設定を無理やりいじったら。
物語の方に無理がきて、夢だったという形に処理してしまう。
――という事なのでしょうけど。
【水槌】
あれかい? この世界の修正力が働いて――みたいな。*8
【さとり】
わかる人にはわかりやすいが、わからない人にはさっぱりな説明だな。それ。
【識句】
きっと、そのうち。
事件の真相を知っている私達さえも、あの一連の出来事は夢だと思ったり。
あるいはすっかり忘れてなかった事になるのでしょうけど――
【水槌】
けど? 何かな?
【識句】
みーちゃんさん。
あなたとの決着はいずれつけさせてもらうわ。
【水槌】
……怖ッ!!
なんでここで何かハッピーな感じの事言って終わらないのさ!?
【識句】
それはそうでしょう。
女の子の恋愛の話が簡単にハッピーエンドになるなんて。
主役である私自身が望んでいないのだから――ね。
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です)
この学園編の理由
『学園ブレイバー』第6話
解かれる謎
【桑林識句】*1
前回の記事で私は「この物語の主人公は私で、ジャンルは恋愛もの」
と言ったけれど。
何故そう推測したかといえば――
【高座水槌】*2
ちょっと、屋上に先生呼び出していきなり恋愛ものだとか、何のつもり?
もしかしてあれ? 「実は私、先生の事が」とかそいういう……。
【識句】
先生の冗談は無視して話を進めると。
何故私がそう推測したかといえば、客観的に見ると今の状況で得をするのは。
私の恋愛関係ぐらいだったからよ。
【麻幌さとり】*3
今の状況と言っても、主に「水槌が先生である事」と。
同時に「郷が17歳の高校生である事」というところだろうな、必要なのは。
【識句】
そう。多分、生徒として登場したさとりさんや葉澄さんに関しては。
私と郷さん、そして水槌先生だけだと。
すぐに何が目的か知られてしまうと考えた末のカモフラージュじゃないかしら?
【水槌】
何を言っているのか先生、よくわからないけど。
それだと私だけ先生になっている理由は何かな?
他の人が先生になっていても――
【さとり】
それはシンプルに他の登場人物に自分と対等な発言力を持たせないため。
とかじゃないか?
【識句】
そうでしょうね。
水槌先生以外の先生が何かをし始めたら、話が逸れて厄介だったでしょうし。
ともかく話を戻すと、水槌先生の計画にとって必要だったのは。
「水槌先生と生徒である郷さん、そして私」だったと思うわけ。
【水槌】
…………なるほど。
で、じゃあその状況だとどうしてくーちゃん*4の恋愛が得をするわけ?
【識句】
あなたも知っての通り、郷さんは私について。
未成年で学生だからという理由で恋愛対象から外している節があるわ。
一方、あなたの事は「恋愛感情により利用されていた」と知った上で。
未だに好意を抱いている。
でも――
【さとり】
水槌、お前が教師になり、郷が17歳の高校生になった場合。
郷とお前の恋愛は「生徒と教師」となるから、真面目な郷には障壁になるが。
一方、郷と識句なら「同級生同士」になるから障壁が無くなる。
【識句】
そういう事。
そして水槌先生は前から私の恋愛は応援していて。
一方、自分が郷さんを利用していた事には罪悪感があった。
そう考えると、この学園編の物語は。
郷さんの興味を水槌先生から私へ向かせるためのものだった。
――って考えられるわけ。
【さとり】
ついでに、水槌が未登場ではなく先生役で登場しているのは。
障壁がなくなったからといって、二人を放っておいても特に変化はない。
とでも判断したからじゃないか?
何せ、お前はこんな世界を作り出すようなお節介なやつだ。
万が一を考えて自身が介入しようとしていてもおかしくはない。
【水槌】
ちょ、ちょっと。さっきから聞いていれば。
その条件で得をするのはくーちゃんだってさっき自分で言ったよね?
だったら、この世界を作ったのは実はくーちゃんって可能性もあるでしょ?
【識句】
ええ、私もその可能性は考えてみたわ。
例えば私がこの世界を作った後に、世界を作った記憶を消去したとか。
でも、それだと違和感があるのよ。
【水槌】
違和感?
【識句】
私にとって歳の差とか、幼く扱われるというのは「超えるべき試練」であって。
「物語の世界は何でもありだから、設定をいじって試練を無くす」
なんて手段でそれを解消したりはしないのよね。
【水槌】
うん。まあそうかもしれないけど。
それ、証明できる?
「私ならしません」なんて誰でも言えるじゃん。
【識句】
別に証明する必要はないわ。
ただかわりに。
「そんな手段で恋愛成就させるような女の子を、あなたは応援するのかしら?」
と尋ねればわかると信じているけど。
【水槌】
ふぅん、信じている……か。
なるほど、なるほど。
まあ、信じてくれた者には応えないといけないよねぇ?
一応、こう見えてもあたしも神だし。
【さとり】
まさに「こう見えても」というところだが。それはともかく。
つまり水槌、お前は識句の考えを認めるという事だな?
【水槌】
まあね。認めはするよ。けど――
【識句】
けど?
【水槌】
とりあえずくーちゃんにはその気持ちを力で示してもらおうかな?
つまり、次回はバトルって事で!!
【さとり】
いや、おいちょっと待て。
確かにヒーローものの作品なら「作戦がばれた怪人が襲ってくる」のは普通だが。
何故ここでそうなるんだ!? お前は!?
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です)
(第7話はこちら)
とりあえず学校を調査?
『学園ブレイバー』第5話
主人公は誰だ!
【店屋郷】*1
で、前回の記事で先生が教室から出ていったわけだが。
……この茶番まだ続ける必要性があるのか?
【麻幌さとり】*2
必要はないのだろうが、簡単にはやめることもできないだろうな。
何せ水槌によって、この世界の〈設定〉が学編ものに書き換えられているのだろうし。
【桑林識句】*3
確かに、私たちが現状〈キャラクター〉という概念である以上。
世界観の設定には影響されてしまうでしょうから。*4
やめたいからといって、やめられるものでもないでしょうね。
【郷】
……じゃあどうやったら、この状況から脱出できるんだよ?
【識句】
そうね……例えば。
水槌先生が何故この世界を作ったのかをはっきりさせて。
それに対する答えを出せばいいんじゃないかしら?
【郷】
答え?
【識句】
この世界が〈物語〉ならば。
水槌先生が納得する展開を持ってくれば終了すると思うのだけれど。
【郷】
うーん? とはいっても。
水槌先生、一体何をしたくてこんな世界を作ったんだ?
だって、あの人特に教師としてやりたい事が見えてこないというか。
【識句】
……思いついたのだけれど。
二手に分かれて校内を探索して、何かヒントを探すのはどうかしら?
とりあえず男女に分かれれば二人ずつになるし。それで。
【郷】
男女で分かれるのか? うーん、別に俺は構わないけど。
でも今時、とりあえず男女でわけるってのはどうなんだよ。
せっかくだから、くじ引きとかでチーム分けしないか?
【識句】
え? そ、それは……。
【さとり】
男女1人ずつのチームだと更衣室とかトイレを調べる際に1人きりになるから。
もし、何かあった際に危ないだろう?
【郷】
ま、まあそうか……っていや。
何かって何だよ?
それに別に俺たちしかいないのにそこに気を遣う必要は――
【葉澄蓮】*5
おいおい、郷君。
こういう何があるかわからない時は一応警戒しておくものだよ?
それにまだ僕たちしかこの学園にいないと決まったわけでもない。
って、事で男子チームは早速調査に行ってくるよ。
【郷】
え? 行くのか?
まあ、師匠がそういうなら仕方がない――それじゃ行ってくるぜ。
☆ ☆ ☆
【さとり】
…………行ったか。
危ないところだったな。
【識句】
くじ引きとか言われたときはどうしようかと思ったわ。
まあ、そうなっても隙をうかがって私が郷さんと離れればいいとはいえ。
あまりこの展開を長引かせるのもどうかと思うし。
【さとり】
しかし、郷のやつはどこまで鈍感なんだ?
ああやってお前と郷を離せたって事は、あそこにいた4人のうち。
郷以外は全員気がついていたって事だろう?
【識句】
そうなるわね……もっとも。
そこまで彼が鈍感だからこそ、この世界が作られたのでしょうけれど。
【さとり】
だろうな……とは言ってみるが。
万が一、お互いに考えている事がズレていたら困るから。
識句、お前はこの世界についてどう判断したか確認したいのだが。
……構わないか?
【識句】
ええ。周囲にこれを言わせると気を遣わせるでしょうから。
私自身が言った方が良いのだと思うのだけれど。
この世界を設定したのは水槌先生でも、その主人公は私で。
ジャンルとしては恋愛もの……って事なのよね。多分。
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です)
(第6話はこちら)
この学校でやる事とは
『学園ブレイバー』第4話
学園ものの先生とは何か
【店屋郷】*1
よし、それじゃ前回の記事での約束通り。
今回はこの学校では何の授業をするのかってのを、説明してもらうぞ。
っていうか、そもそも水槌先生は一体何の担当の先生なんだ?
【高座水槌】*2
授業? 担当? 何の事です?
【郷】
いや、これ学園ものなら普通に授業とかあるだろって話で。
そして水槌様が何を教える教師なのかって話なんだが……。
【水槌】
郷君、それは現実的な学校の話で。
〈学園もの〉というジャンルのアニメやゲームにはそういう。
授業だとかは重視しない作品も多いんだよ。うん。
【郷】
そうなのか? まあ、確かに俺が見たことある作品でも。
あまり授業の場面が重視された作品はなかった気もするが。
【桑林識句】*3
授業の内容が多く描かれる作品となると。
大抵の場合、何か特殊な学校だったりする事が多いでしょうね。
魔術とか忍術とか、超能力みたいのを教えている……とか。
【水槌】
そうそう。そういう訳で。
特にこの学校での授業が、物語で重視されることはないし。
あたしも別段何かの担当教師って事は……いや、一応音楽辺りの担当にしとく?
【郷】
しとくって……そんないい加減な。
まあ、確かに水槌先生の設定から考えたらそうなる気もするけど。*4
【識句】
……先生、質問なのだけれど。
【水槌】
何かな? 識句ちゃん?
【識句】
さっき言ったようなあまり授業が重視されない作品では。
基本的に生徒が物語の中心だと思うのだけれど。
それなら何故、先生は先生役をしているのかしら?
【水槌】
ん……それは。
別にあたしは話の中心になりたい訳じゃないからだよ。うん。
【葉澄蓮】*5
ふうん……ああ、そういう事か。
【麻幌さとり】*6
? 意外だな。
水槌、お前の性格からしたら主役か。
せめてヒロインあたりのポジションを狙うと思うのだが?
【水槌】
え? あ、いやその……実は。
最近やっているゲームの主人公が教師だから、それに影響されたっていう……。
ついでに見ている特撮でも教師がヒーローに――。
【郷】
おい! 話の中心になりたくないって言っておきながら。
やっぱり自分が主人公になりたいのかよ!!
【水槌】
おっと、バレちゃあ仕方がない!!
……とりあえずホームルームを終了させて。
先生は職員室に逃げるとでもするぜぇ!!
【郷】
あ、逃げた!! って、ちょっと待て。
先生がいなくなってホームルーム終了って、次回からどうなるんだよ!?
【識句】
……………………。
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です)
(第5話はこちら)
転校生……でいいのか?
『学園ブレイバー』第3話
さらなる転校生
【葉澄蓮】*1
というわけで、前回の記事で高座先生から紹介があった転校生っていうのは僕なんだけどね。
名前は葉澄蓮。好きなものはコーヒーと――
【店屋郷】*2
げぇ!! 師匠!?
【高座水槌】*3
こらこら、転校生を見ていきなり「げぇ!!」はないでしょ。
【郷】
いやいや、待てって。
普通に考えたら俺の師匠なんだから、葉澄さんこそ先生役になるだろうが!!
それが転校生って……っていうか。
今までブログには登場したことなかった師匠の初登場がこれでいいのかよ!?
【葉澄】
まあ、僕の場合は既に小説版第2話で登場しているからね。
【桑林識句】*4
その辺り、まだこの記事が書かれている段階では小説版に登場していない私より。
葉澄さんの方がむしろ登場してもおかしくないとも言えるわね。本来は。
【郷】
そうか? まあ、そういう考え方も……いや、それは置いといて。
転校生って事は、葉澄さんも高校生扱いなの?
【水槌】
まあ、先生はあたし一人で十分でしょうって事で。
葉澄さんにも学生になってもらいました!!
一応、郷君たちと同世代にするために17歳って設定だよ? この世界では。
【郷】
……いやいや、無理だろ!!
どこに、こんなお洒落なヒゲを生やした高校生がいるんだよ!!
【葉澄】
はっはっはっ、郷君。
昔の少年漫画では逞しいひげ面の高校生とか結構いたものだよ。
まあ、彼ら実際には年齢不詳だったりしたけどね。
【郷】
師匠!! あんたも発想が漫画基準なのかよ!!
ってか、前回のあのやり取りは複線だったのかよ!?
……なんだか、頭痛くなってきた。
先生、ちょっと俺保健室行ってきていいですか?
【水槌】
え? まあ、流石にこのご時世に「駄目です」とかいうと。
いろいろ問題になりそうだから、行っても構わないけど。
いいのかなぁ? その間に展開がもっとあんな事やこんな事に……。
【郷】
くっ、物語の展開を人質(?)に取られてはここから離脱もできねぇ。
一体、この状況をどうやってマシな方に持っていけば……。
そ、そうだ。
先生が水槌様……いや、水槌先生しかいないっていうなら。
一体、この学校では何の授業をするんだよ?
【水槌】
うーん。それについては。
また次回紹介って事で、いいかな?
【郷】
お、おう。
じゃあ次回はその辺りの説明をよろしく!!
(もっと情報を集めて、何とかこの状況から抜け出さないとな)
(この記事はフィクションであり、店屋郷、高座水槌、桑林識句、麻幌さとり、葉澄蓮は架空の人物です。)
(第4話はこちら)